シャーシャが愛した地元の新聞「すべてにかかわらず」の仲間たちと20年ぶりに再会しました

1980年に2人の若者が創刊した「すべてにかかわらず」は町の情報と文化の新聞です。マフィア犯罪が多発したその時期、アメリカに移民したシチリア人もこの新聞を読んでいることを知り、わたしも定期講読していました。昨年の春、町の有志がシャーシャの2人の叔母さんが住んでいた家を購入し、当時の仲間と私設「シャーシャの《家》」を開設しました。希望者は連絡すれば本の閲覧が可能です。

帰国後に家でさがすと、シャーシャを悼む1989年11月の「すべてにかかわらず」が見つかりました。写真の下に彼の言葉が記されています。「わたしは愛する町の生活の何かを物語ろうとこころみてきた。だから  ここの生活が、自由と正義、すなわち 理性からどれほどかけ離れているかを感じとってもらいたい」