第43回地中海学会大会で講演しました

2019年6月8日(土)~9日(日)
神戸大学百年記念館・六甲ホールで開催された
第43回地中海学会大会(共催:神戸大学人文学研究科)で、

「神戸で想う、ピランデッロのカオス・シチリア」

と題して、記念講演をしました。

恒例の「地中海トーキング」のテーマは<港町:交流と創造>、
2日目の「シンポジウム」のテーマは<文化遺産と今を生きる〉。
異文化研究に携わる様々な分野の研究者が、神戸港を見渡す大学に集えたのは、
震災復興のひとつの証として、感慨ぶかいものがありました。

第43回地中海学会大会、地中海学会については、下のサイトをクリックしてください。

神戸新聞記事 2019年5月25日
神戸新聞記事 2019年5月25日

第43回地中海学会大会(2019年6月8~9日) 地中海学会について

 

「ヘレンドふくろうクラブ 通信no.23」にシチリア・モンレアーレについてエッセイを書きました

「ヘレンドふくろうクラブ 通信no.23」に「シチリア逍遥・カオスの島に流れる時間」と題してエッセイを書きました。

 

パレルモからバスで40分。12世紀モンレアーレに大聖堂と修道院を建立したキリスト教国王グリエルモ2世の宮廷には、イスラム教徒やギリシア正教徒の役人が仕えていました。多文化共生のこの時代には、創意あふれる職人が大勢いたにちがいありません。

 

ハンガリーの名窯ヘレンド社・ジャパン本店の「ふくろうクラブ」が、モンレアーレ大聖堂の修道院の回廊の柱頭に、謎の「ふくろう」が彫られていることを教えてくれました。イタリアでも知る人が少ない、嬉しい発見です。

 

 

ヘレンドジャパン

 

ヘレンド・ジャパンについては
下のサイトをご覧ください。

「神戸新聞」書評欄に<とんでもない破格の小説>を紹介しました

「神戸新聞」書評欄(2018年7月8日)に、<とんでもない破格の小説>を紹介しました。

ボリス・ヴィアン作『お前らの墓につばを吐いてやる』(鈴木創士訳)は、第2次世界大戦直後の1946年に、パリの異端児ヴィアンがアメリカ人作家ヴァーノン・サリヴァンを装って書いた小説です。

世界に冠たるアメリカ合衆国の暗部によどむ人種差別を、70年後の今を予見するかのように、独特の声をもつ青年が暴き出します(河出書房新社・994円)。

「神戸新聞」2018年7月8日
「神戸新聞」2018年7月8日

『次の本へⅤ3しごと編』が苦楽堂から出版されました

『次の本へⅤ3しごと編』が苦楽堂から出版されました。

「神戸新聞」取材班が2015年から約3年間、仕事の異なる71人に「本との出合いの物語」をインタビューした連載記事が、まとめて本になりました。

最初の本から次の本へ。あの「しごと」をしている人はどんな本を読んできたのだろう?

喫茶店主も、駅長も、市民ランナー、俳人、工業高校生も、71人が71様に選んだ2冊の本。それぞれの時代と人生がつまっています。

『イタリア紀行』から『セイレーン』へ。シチリアに恋したわたしのおすすめです。

 

『次の本へⅤ3しごと編』
(苦楽堂 2018年12月12日発行、1600円+税)

 

没後20年「知られざる須賀敦子を語る」連続講演会(大阪)のお知らせ

(内容)作家の須賀敦子さんが旅立たれて20年。
友人として、人生の師として、1970年代から須賀さんと交流し、
ゆたかな時間を共有した2人の講師が連続講演会を行います。
 
日程  2018年 5月26日、6月16日(土)
時間  16:00~17:30(2回)
※場所については上記をクリックいただくか、ページ下部でもご案内しております。
受講料  カルチャー会員 6,480円  一般 7,128円
申し込み  中之島教室 電話 06-6222-5222 で受付
      ホームページから 「朝日カルチャー 中之島」で検索
 
講演会プログラム
 1)武谷 なおみ(イタリア文学研究者 元大阪芸術大学教授)
   5月26日 『作家になる前の須賀敦子』
 2)大町 志津子(オペラ衣装美術デザイナー)
   6月16日 『エマウス運動をきっかけに』
受講料:カルチャー会員 6,480円  一般 7,128円
 
お申し込み:中之島教室 電話 06-6222-5222まで
講演の詳細はこちらをクリックいただくか
「朝日カルチャー 中之島」で検索
または下部のチラシをクリックしてください。

没後20年 「知られざる須賀敦子を語る」講演会(大阪)のお知らせ

講師紹介
「知られざる須賀敦子を語る」講演会 講師

会場へのアクセス

旅の雑誌「まほら」にシチリアのエッセイを書きました

旅を遊び旅に学ぶ雑誌「まほら」(旅の文化研究所)に、
シチリアについてエッセイを書きました。
2018年4月の特集は「芸能」で、
「ランペドゥーザが描いた〈時代〉」と題しています。

雑誌「まほら」2018年4月

雑誌「まほら」2014年4月目次
雑誌「まほら」2014年4月目次

没後20年「友人須賀敦子を語る」講演会(芦屋)のお知らせ

イタリア文学の翻訳者、晩年はエッセイストとして活躍し、今も多くの読者を魅了する

須賀敦子さん。

でも若い時代の須賀さんにはもうひとつ、イタリアにおける日本文学の名訳者という

別の顔がありました。なかでも谷崎潤一郎の小説の翻訳は7作以上。

20年目の命日に、芦屋市谷崎潤一郎記念館の主催で、芦屋生まれのなつかしい友人、
須賀敦子さんの想い出を語ります。

日時 2018年3月20日(火)午後2時~3時30分
場所 芦屋市立美術博物館 講義室
定員 80人

講師 武谷なおみ(イタリア文学研究者、元大阪芸術大学教授)

受講料 1,000円(谷崎記念館入館料込み)

※ 注意:コチラの講演はすでに終了しております。※

場所が芦屋市立美術博物館(谷崎記念館隣)、定員80名に変更になりましたが当日は90名近い参加者にめぐまれ、須賀さんの人気の高さが偲ばれました。

 

2018年3月「友人須賀敦子さんを語る」講演会
「読売新聞」2018年1月10日(夕)

 

(谷崎潤一郎の小説、須賀敦子訳、イタリア文化会館東京・大阪蔵)
(谷崎潤一郎の小説、須賀敦子訳、イタリア文化会館東京・大阪蔵)
「神戸新聞」2017年12月15日〈随想〉武谷なおみ

「古来、旅人たちはエトナ山をめざす」講演会のお知らせ

イタリア文化会館・大阪の主催で行われてきた<2017年 シチリア>も終わりに近づきました。7月のピランデッロの講演につぐ文学篇として、古今東西の作家が遺した旅行記や創作をもとに、シチリアの魅力を語ります。

講演タイトル 「古来、旅人たちはエトナ山をめざす」
日時 12月2日(土)15時~16:30分
場所 イタリア文化会館

12月2日、武谷なおみ講演
 
詳細についてお知りになりたい場合は、上の講演会へバナーより移動していただくか、「イタリア文化会館大阪12月2日 武谷なおみ講演会」のキーワード検索からブログページへ移動して下さい。

 


(お問い合わせ先)
イタリア文化会館大阪『12月2日 武谷なおみ講演会』
メール:corsi.iicosaka@esteri.it
電話番号:06-6227-8556

「神戸新聞」にエッセイを連載しました

「神戸新聞」の夕刊でおなじみの「随想」欄に、
9月から12月まで、7回にわたり、エッセイを連載しました。

1)9月8日(金) 「オリンピック競技場の横断幕」
2)9月25日(月) 「神戸の詩人・多田智満子さん」
3)10月12日(木)「ある夏、シチリアのバスで」
4)10月27日(金)「神戸の誇り、〈移住ミュージアム〉」
5)11月14日(火)「イタリア行きのスーツケース」
6)11月30日(水)「グローバル化したイタリアの今」
7)12月15日(金)「阪神間の作家、須賀敦子さん」

「ノーベル賞作家ルイジ・ ピランデッロ生誕150年記念」講演会のお知らせ

7月8日(土)イタリア文化会館・大阪の主催で、
シチリア出身のノーベル賞作家ルイジ・ピランデッロの生誕150年を記念する講演会を行います。(17時~19時)

ルイジ・ピランデッロ講演情報

 

タイトルは

「ピランデッロの謎をとく - 短篇をよみ、シチリア発見の旅にでよう」

イタリア好きの人たちを作家の故郷アグリジェント(ジルジェンティ)に誘うミニ講義で
古代ギリシアの遺跡とともにこの町に残る、アラブ的性格について語ります。

 

詳細についてお知りになりたい場合は、ページ上部の講演会へバナーより移動していただくか、「イタリア文化会館大阪 ピランデッロ講演会(2)」のキーワード検索からブログページへ移動して下さい。


(ご予約/お問い合わせ先)
イタリア文化会館大阪『7月8日講演会』(参加費無料)
メール:corsi.iicosaka@esteri.it
電話番号:06-6227-8556