第40回「井植文化賞」を受賞しました

公益財団法人「井植記念会」が、兵庫県ゆかりの研究者や芸術家におくる
第40回「井植文化賞」(文化芸術部門)を受賞しました。

読売新聞オンライン神戸新聞NEXT毎日、産経、朝日、日経各紙、
NHK、サンテレビで報道されました。

表彰式は10月1日に神戸市垂水区の井植記念館で行われ、
特別賞の受賞者で、地球型惑星の研究で世界をリードするマグマ博士の巽好幸さん、
科学技術部門の受賞者で、情報処理技術を医療に適用する研究の先駆者である畑豊さん、
また、社会福祉部門、地域活動部門、報道出版部門、国際交流部門の
4つの団体を代表する受賞者の方々と、なごやかで楽しい時を過ごしました。

詳しくは「井植記念会」のサイト、「河内厚郎の文化回廊」(毎日新聞オンライン版10月3日)でご覧ください。

『紫明』39号に執筆しました

丹波古陶館・能楽資料館発行の藝術文化雑誌『紫明』39号(10月初旬刊行)に、「2人のイタリア作家が描く日本 2016年 ー 広島、そして人工知能」を執筆しました。

〈日伊国交樹立150周年〉を記念して組まれた特集「イタリア」に寄せた随想で、トリノとシチリアの親しい友人が今年発表した2冊の小説の書評をかねています。

『愛するゆり子へ』の著者アントニエッタ・パストーレと『鉄の子どもたち』の著者ヴィオラ・ディ・グラード。2人はすべてにおいて異なります。年齢は、60代と20代。表現形式は、抒情的散文と観念的な詩的言語。時代設定は、第二次世界大戦前後と近未来。それでも2人はともに愛する日本を語りながら、現代日本の危うさを鋭く突いてきます。

 

『愛するゆり子へ』表紙    『鉄の子どもたち』表紙

 

 

 

「神戸新聞」にインタビュー記事が掲載されました

11月5日
「神戸新聞」夕刊の「次の本へ」というコラムに、「シチリアから読み解く世界」という記事が、平松正子記者による取材で掲載されました。

高校時代に読んだゲーテの「イタリア紀行」に描かれていたシチリアが、約半世紀を経て『ランペドゥーザ全小説』(作品社)のなかの中篇「セイレーン」の翻訳へとつながった経緯を語っています。

詩人の小池昌代さんが、G・ヴェルガ作「ルーパ」について、心にしみる文を寄せられました

10月11日(日)
「日本経済新聞」の読書欄で「半歩遅れの読書術」というコラムを担当しておられる詩人の小池昌代さんが、拙訳書『短篇で読むシチリア』(みすず書房)に収録したシチリア作家ジョヴァンニ・ヴェルガ作「ルーパ」について、心にしみる文を寄せられました。
「シチリアの女性に陶然 〈恋物語〉を超えた恋」という見出しがついています。

2014年度「地中海学会賞」を受賞しました

6月20日(土)
2014年度「地中海学会賞」を受賞しました。
北海道大学で開かれた第39回地中海学会の席上、授賞式が行われました。

編訳書『短篇で読むシチリア』と『ランペドゥーザ全小説』(脇功氏と共訳)によって「明治以来、イタリア中北部を中心に展開してきた日本におけるシチリア文学研究に一石を投じるものとして高く評価できる」という選評をいただきました。

「地中海学会月報」383号に「地中海学会賞受賞挨拶」を記しています。