10月11日(日)
「日本経済新聞」の読書欄で「半歩遅れの読書術」というコラムを担当しておられる詩人の小池昌代さんが、拙訳書『短篇で読むシチリア』(みすず書房)に収録したシチリア作家ジョヴァンニ・ヴェルガ作「ルーパ」について、心にしみる文を寄せられました。
「シチリアの女性に陶然 〈恋物語〉を超えた恋」という見出しがついています。
カテゴリー: 主な出版物
武谷なおみの執筆全般に関するお知らせ
大阪日伊協会発行の冊子「INCONTRO」に、エッセイ「想像力を育む島、シチリア」を執筆しました。
9月
大阪日伊協会発行の冊子「INCONTRO」に、エッセイ「想像力を育む島、シチリア」を執筆しました。
丹波古陶館発行の藝術文化雑誌「紫明」35号にエッセイを書きました
8月30日(土)
丹波古陶館発行の藝術文化雑誌「紫明」35号にエッセイを書きました。
〈美の随想〉のページに掲載されたのは、「あるシチリアの少年の記憶―名作を生んだ村の別荘」です。
『ランペドゥーザ全小説』が出版されました
出版社: 作品社
ジュゼッペ・トマージ・ディ・ランペドゥーザ (著)
脇 功 、武谷 なおみ (共同翻訳)
(内容)
戦後イタリア文学にセンセーションを巻きおこしたシチリアの貴族作家、初の集大成!ストレーガ賞受賞長編『山猫』、傑作短編「セイレーン」、回想録「幼年時代の想い出」等に加え、著者が敬愛するスタンダールヘのオマージュを収録。
(著者について)
ジュゼッペ・トマージ・ディ・ランペドゥーザ(Giuseppe Tomasi di Lampedusa)1896-1957。
シチリア島パレルモで、両シチリア王国の副王を務めたこともある由緒ある貴族の名家に生まれる。
ダンテ、プルースト、スタンダールなどの文学に親しみ、1915年に法律学を学ぶためローマ大学に進むも同年、第一次世界大戦に応召。
オーストリア軍の捕虜となるが収容所を脱走し帰国。ラトビアのリガでアレッサンドラ・ウォルフ・シュトメルゼーと結婚。
1932年、父親の逝去に伴い、その地位を継ぐ。1946年には母親が他界。1953年からは年少の友人らを相手にイギリス文学、フランス文学の講義を行なう。1955年から56年にかけて傑作『山猫』を一気に書き上げるも著者の生前には出版社が見つからず、死後の58年に刊行され世界的なベストセラーとなった。
「カオス・シチリアのタクシー運転手 ―『山猫』作家のパレルモにて―」執筆いたしました
2013年12月
「地中海学会月報」365号にエッセイを書きました。「カオス・シチリアのタクシー運転手 ―『山猫』作家のパレルモにて―」というタイトルです。
曽野綾子さんが『古代ローマの饗宴』についてふれられました
『古代ローマの饗宴』が20年ぶりに文庫になりました
出版社: 講談社
エウジェニア・サルツァ プリーナ リコッティ (著)
武谷 なおみ (翻訳)
(内容説明)
永遠なる美食の大帝国で、人々は何をどう食べ、飲んでいたのか?
監察官カトー、武将アントニウス、詩人ホラティウス、『料理書』のアピキウス、解放奴隷、農夫、、、、、。当時のレシピも併録。
キャベツ礼賛者カトー、最高の饗宴を催した解放奴隷トリマルキオ、「真似のできない暮し」をしたクレオパトラ、葡萄酒を愛した詩人ホラティウス、消化不良のキケロ、、、、、。養殖の海魚、肥えたヤマネ、乳育のカタツムリなど贅を極めた晩餐から、農夫の質実剛健な食卓まで、二千年前、大繁栄を謳歌した帝国の食文化とは。当時の食材やレシピも多数併録しています。
『短篇で読むシチリア』が出版されました
出版社: みすず書房
武谷 なおみ (編集, 翻訳)
(内容)
地中海最大の島シチリア。ここは世界遺産を五つも有する地。
ギリシア、カルタゴ、ローマ、スペイン、、、、、積み重なる支配の歴史は独特の文化をかたちづくった。
本書は19世紀から20世紀にかけてのシチリア作家の短篇集。
デ・ロベルト、ヴェルガ、ピランデッロ、ブランカーティ、ヴィットリーニ、
ランペドゥーザ、シャーシャなどのシチリア作家の短編集を集めました。
「音楽現代」7月号に、シミオナートへの追悼文を記しました
2010年6月
「音楽現代」7月号の特別企画「ジュリエッタ・シミオナートと往年の名歌手」に、
5月5日に99歳で死去したプリマドンナを悼む記事、
「シミオナートと私 ~ その生涯と想い出の数々」を寄稿しました。
「追悼―小川国夫」特集に「南河内の小川国夫、そして地中海」を捧げました
2008年8月
大阪芸術大学発行の『河南文学』 第5巻「追悼―小川国夫」特集に「南河内の小川国夫、そして地中海」を捧げました。
小川先生はたびたび登場人物の「声」や「言葉」について語られました。文芸学科で16年間おなじ時を共有できた幸せに感謝し、心からご冥福をお祈りいたします。